【フロリダ/米国 27日 AFP】前月急死したプレイボーイ(Playboy)誌の元モデル、故アンナ・ニコル・スミス(Anna Nicole Smith)さん(39)の死因について、警察当局は26日、薬物の過剰な服用による事故死と断定、他殺とする見方を否定した。
スミスさんは前月8日、フロリダ(Florida)州内のホテルで急死。警察は6週間に及ぶ捜査の末、スミスさんが抗不安剤、「メサドン」などの処方薬を服用後に死亡したと断定した。
「証拠の広範囲な検証の結果、この死には、犯罪を示すものがなく、偶発的なオーバードーズ(薬物の過剰摂取)であるという結論に達した」と警察署長のCharlie Tiger氏は述べた。
肥満チャート/グラフ
検視官のJoshua Perperさんによると、スミスさんは痛みや不安を和らげる薬や体重減量の薬を摂取していたという。
「麻薬やコカインなど依存性のある薬物は検出されなかった。血液から検出されたのは抗不安・抗鬱剤を含めた9種類の医師から処方された薬だった」とPerper氏は述べた。
このうち、「メサドン」、「Clonapin」、「バリウム」、「アティバン」がニコールさんの体内から検出されたと同氏は発表した。
スミスさんはまた、成長ホルモン剤やビタミンB12、免疫グロブリンなど、長生きするための薬や体重を減らす目的でも使われる複数の薬物も摂取していたと同氏は付け加えた。
リー、ニューヨーク州の高度な整形外科や痛みのコントロールセンター
「スミスさんが、腹痛に苦しんでいたことは認識している」とPerper氏は述べたが、検視解剖の結果、病気の証拠は発見されなかった。
検視報告書はスミスさんが「薬物の過剰摂取」により死亡したと伝えている。
さらにその中で、薬を注射した際に発生したと見られる左でん部の軽度の感染症と腸管のウィルス性の炎症もあり、この2つも死に繋がったったとしている。
スミスさんの遺体は、数か月前に薬物を過剰に服用してバハマで死亡した息子のダニエルさん(20)の隣に埋葬されており、今回の検視解剖の結果、母子そろっての悲劇が明らかとなった
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